一人で倒れたら、誰が気づいてくれる?おひとりさまの見守りサービス、まとめました

このサイトはアフィリエイト広告を利用しています。

こんにちは、とまきちです٩( ‘ω’ )و

前回まで、身元保証契約・死後事務委任契約・遺言書と、おひとりさまの「亡くなった後の準備」を3回にわたって書いてきました。

今回は少し視点を変えて、「生きている間の日常の安全」について考えます。
ふと、こんなことを思ったことはありませんか。

「家で急に倒れたら、誰が気づいてくれるんだろう」

「数日間、誰とも連絡を取らなくても、誰も心配してくれないかもしれない」

おひとりさまなら、一度は頭をよぎる不安です。

身元保証や遺言書を準備しても、この不安は別のところにあります。
亡くなった後の準備と、生きている間の安全の備え。
この両方が揃って、初めておひとりさまの老後は「安心」に近づきます。

今回のテーマは、FP(ファイナンシャルプランナー)の試験科目でいうと「リスク管理」の分野に近い内容です。
自分の身に何かあった時のリスクを、どう管理するか。

FP2級として、また当事者として、使えるサービスを一通り調べてまとめました。

スポンサーリンク
目次

孤独死の現状、おひとりさまにとってのリアル

まず、現状を正直に見ておきます。

日本では、一人暮らしの高齢者が亡くなってから発見されるまでに、数日以上かかるケースが増えています。
内閣府の調査によると、65歳以上の一人暮らし世帯は年々増加しており、孤独死は「特別なこと」ではなく、一人暮らしの誰にでも起き得ることになりつつあります。

「孤独死」という言葉は怖く聞こえます。

でも、ここで伝えたいのは「怖い話」ではありません。
発見が遅れることで何が起きるかを知り、それを防ぐための準備をする、という前向きな話です。

発見が遅れた場合に起きることを、正直にお伝えします。
ご遺体の状態が悪化し、ご本人の尊厳を損なう可能性があります。
部屋の原状回復に、数十万円から百万円以上かかることもあります。
次の入居者が決まりにくくなり、大家さんや管理会社にも迷惑がかかります。
身元保証人や死後事務委任の受任者が対応するにしても、発見が早いほど、関係者への負担は減ります。
自分が倒れたらすぐに気づいてもらえる環境を作ることが必要となります。

見守りサービスの4つの種類

見守りサービスと一口に言っても、種類はさまざまです。

大きく4つに分けて整理します。

①ICT・IoTを使った機器型
内容:センサー、カメラ、スマートウォッチ、電球型デバイスなど、自宅に機器を設置して異常を検知する
費用の目安:月額数百円〜数千円(機器代別途)
メリット:24時間自動で監視、家族や指定の人に通知できる
デメリット:機器の設置・設定が必要、電池切れや誤作動のリスク
②定期連絡型
内容:電話やLINEで定期的に連絡が来て、応答がなければ駆けつける
費用の目安:月額数百円〜数千円
メリット:機器不要、声や文字でのやり取りで安心感が高い
デメリット:決まった時間帯しか対応しない、外出中は気づかれない
③人による訪問型
内容:郵便局員、コンビニスタッフ、民生委員などが定期的に顔を見せてくれる
費用の目安:無料〜月額数百円
メリット:人と会えるので孤立感が和らぐ、異変に気づきやすい
デメリット:訪問頻度が週1回程度、毎日の見守りには不向き
④地域コミュニティ型
内容:自治会、町内会、近所との関係づくり。制度ではなく人間関係による見守り
費用の目安:無料
メリット:費用がかからない、地域のつながりが生まれる
デメリット:自分から関係を作る必要がある、地域によって密度が大きく違う

どれかひとつで完璧、ということはありません。
生活スタイルや予算に合わせて、複数を組み合わせるのが現実的です。

スマートデバイス、センサーなどの見守り機器のイメージ画像
スマートデバイス、センサーなど見守り機器の活用も考えよう

具体的なサービスの紹介

では、実際にどんなサービスがあるのか。
使いやすいものを、カテゴリー別に紹介します。

スマートスピーカーを使った見守り

アマゾンのEcho(アレクサ)などのスマートスピーカーを使った見守りも、近年普及しています。
「アレクサ、今日の天気は?」と話しかける習慣をつけておくと、会話履歴で日常が確認できます。
家族と共有アカウントにすれば、遠くにいる家族もスマートフォンから様子を確認できます。
機器代は数千円〜数万円で、月額費用は無料または数百円程度。
操作が不安な方は、設定を手伝ってもらえる機会を作ると、一気にハードルが下がります。

より本格的な機器型の見守りを検討している方には、ソニーのMANOMAもおすすめです。カメラ・センサー・スマートロックをセットで整えられる、安心感の高いサービスです。

📱 ソニーのスマートホーム MANOMA(マノマ)
ソニーが提供するスマートホームサービスです。 カメラ・センサー・スマートロックなどを組み合わせて、自宅の見守りとセキュリティを一括管理できます。 外出先からスマートフォンで室内の様子を確認できるので、「今日は様子がおかしい」という異変にも気づきやすい。 ソニーブランドの安心感と、機器の品質の高さが魅力です。 初期費用と月額費用がかかりますが、セキュリティと見守りをまとめて一つのサービスで整えたい方に向いています。
🏠 24時間365日、スマホで自宅を見守る
ソニーのMANOMAは、カメラとセンサーで自宅を24時間見守るスマートホームサービスです。外出中でもスマートフォンから確認できるので、一人暮らしの安心感が大きく変わります。
MANOMAの詳細を見てみる

郵便局の「みまもりサービス」

日本郵便が提供している見守りサービスです。
月に1回、郵便局員が自宅を訪問して安否を確認し、その結果を家族や指定の人にメールで知らせてくれます。
月額税込1,650円(2026年5月時点)で、機器の設置が不要なのが魅力です。
家族が遠くにいる場合や、緊急連絡先として指定できる人がいる場合に、特に使いやすいサービスです。

みまもりでんわサービス

同じく日本郵便が提供している電話型の見守りサービスです。
毎月1回、自動音声で電話がかかってきて、応答するだけでOK。
応答がない場合は、あらかじめ登録した家族や知人に連絡が入ります。
月額税込330円から利用できます。

自治体の見守り事業

多くの自治体では、高齢者の見守り事業を無料または低価格で提供しています。
私の住んでいる大阪市の場合、各区の地域包括支援センターが中心になって、見守りネットワークを構築しています。
区によって異なりますが、地域の民生委員や自治会と連携した見守り活動が行われています。
まずは、お住まいの区の地域包括支援センターに問い合わせてみるのが、一番の近道です。
「自分はまだ元気だから」という方も、早めに相談しておくことで、いざという時の動きが速くなります。

緊急通報システム

自治体が貸し出している緊急通報装置や、民間のペンダント型緊急ボタンも、有効な選択肢です。
ボタンを押すだけで、コールセンターや119番につながる仕組みです。
「倒れた時にスマホを取れない」という状況でも、首や手首に装置をつけておけば対応できます。
費用は無料〜月額数千円程度(自治体によって異なります)。

🤝 見守りだけでは不安な時、頼れるサポートも知っておく
見守りサービスで異変を早期に発見できても、その後「もっと手厚いサポートが必要」と感じる場面もあります。 介護保険では対応できない、細かなニーズや急な依頼に応えてくれるサービスとして、イチロウをご紹介します。 24時間365日対応で、掃除・買い物・通院同行など、生活に寄り添ったオーダーメイドのサポートが受けられます。 「介護保険は使えないけれど、ちょっとした手助けが欲しい」というおひとりさまに向いているサービスです。
🌿 24時間365日、あなたに寄り添うオーダーメイド介護
介護保険の対象外でも、生活のちょっとした困りごとを丁寧にサポートしてくれるサービスです。一人で抱え込まず、頼れる場所を知っておくことが、おひとりさまの安心につながります。
イチロウの詳細を見てみる
郵便ポストの写真
身近な郵便局にも見守りサービスがある

おひとりさまFPが考える、自分に合ったサービスの選び方

サービスの種類を一通り見てきました。
では、自分にはどれが合うのか。

選ぶ時の基準を3つ整理します。

ひとつめ
費用と継続性で選ぶ。
どれだけ良いサービスでも、月々の費用が高すぎると続きません。
また、一度申し込んだら長期で使うことになるので、「5年後も払い続けられるか」という視点で見ることが大事です。
月額330円〜1,650円程度のサービスから始めて、必要に応じてグレードアップする、という進め方が現実的です。

ふたつめ
生活スタイルとの相性で選ぶ。
一人でいる時間が長く、ほとんど家にいる方には、機器型や訪問型が向いています。
外出が多く、家にいない時間が長い方には、スマートフォン連動型や定期連絡型が合います。
「誰かと話したい」という気持ちが強い方には、電話型や訪問型の方が、機械型より心理的な安心感が高いです。

みっつめ
「誰かにつながっている」という安心感の質で選ぶ。
見守りサービスの本当の価値は、「異変を検知する」ことだけではありません。
「誰かが気にかけてくれている」という感覚が、日々の孤独感を和らげます。
この感覚は、機器よりも人との接触で得やすい傾向があります。
費用や機能だけでなく、「使っていて安心できるか」という感覚も大事にしてください。

見守りサービスだけでは足りない、もう一つの備え

見守りサービスで異変を早期に発見できても、「その後、誰が対応するか」が決まっていないと、現場が混乱します。
救急搬送された時の付き添い、入院手続きの判断、意識を失った時の医療同意。
これらを担う人がいなければ、病院側も対応に困ります。
これは、シリーズ1本目で書いた「身元保証契約」が担う役割です。
また、最悪の場合に亡くなった時の手続きは、シリーズ2本目の「死後事務委任契約」が担います。
遺産の行き先は、シリーズ3本目の「遺言書」で決めます。

つまり、見守りサービスは「最初のアラーム」です。
異変を早く知らせてくれるのが見守りサービス。
その後の対応を担うのが、身元保証契約と死後事務委任契約。
財産の行き先を決めるのが、遺言書。
この4つが揃って、おひとりさまの「生前から死後まで」の安心が完成します。

🔑 おひとりさまの安心、4つの備え
①見守りサービス:異変を早期に発見する(今回)
②身元保証契約:生きている間の保証(第1回)
③死後事務委任契約:亡くなった後の手続き(第2回)
④遺言書:財産の行き先を決める(第3回)

今日から始められる、お金の準備

最後に、費用の話をしておきます。
見守りサービスは、終活の費用の中で最もコストが低い備えです。
月額330円〜数千円程度で始められるものが多く、身元保証や死後事務委任の費用(数十万〜百万円規模)に比べると、圧倒的に手が届きやすい。
「終活の費用、全部準備できるか心配」という方も、まず見守りサービスから始めるのが現実的です。
月数百円の出費で、日々の安心感が大きく変わります。
これが積み重なると、おひとりさまの老後の「安心の土台」になっていきます。
大事なのは、まず動き出すこと
完璧に全部揃えてから、ではなく、できるところから少しずつ。

「節約も投資も、ゆっくり育てる暮らし方」というブログ名のとおり、終活の準備もゆっくり育てていけばいいのです。

🧮 あなたに必要な老後資金、毎月いくら積み立てればいいか計算してみませんか
終活費用も含めた老後資金を、年齢・年収・住まいから計算できるシミュレーターを作りました。FP2級・おひとりさまの私が、同じ立場で考えた数字です。
老後資金の積立シミュレーターを使ってみる
🛡 自分の場合の準備、専門家に相談したい方へ
おひとりさまの終活は、人それぞれ事情が違います。「私の場合、何から準備すべき?」を相談できる無料FP相談という選択肢もあります。
保険コンパスで無料相談する
希望を感じさせる、太陽に手を伸ばす写真
おひとり様の老後の不安を今までのシリーズを振り返りながら無くしていこう

まとめ 一人でも、異変にすぐ気づいてもらえる環境を作る

長い記事になりましたが、最後にお伝えしたいことは、シンプルです。
おひとりさまの「孤独死が怖い」という不安は、見守りサービスを使うことで、大きく減らせます。

月数百円から始められるサービスが複数あり、自分の生活スタイルに合ったものを選べます。
機器型・定期連絡型・訪問型・地域コミュニティ型、複数を組み合わせるのが一番現実的です。

そして、見守りサービスだけで安心は完結しません。
発見された後の対応(身元保証・死後事務委任・遺言書)とセットで備えることで、「生前から死後まで」の安心が整います。
ふと「倒れたら誰が気づいてくれるんだろう」と不安に感じた時、この記事を思い出してください。

備えは、できることから少しずつ始めればいい。

「おひとりさまでも、ちゃんと安心して暮らせる」、これがFP2級でおひとりさまの私からの、当事者としての答えです。

次回は、おひとりさまの葬儀・お墓について書きます。
生前に決めておくと安心なこと、費用の目安、永代供養や樹木葬など、当事者目線で解説します。

一緒に、ゆっくり準備していきましょう٩( ‘ω’ )و

▼ あわせて読みたい

身寄りがないと老人ホームに入れない?おひとりさまFPが調べた「身元保証人問題」のリアル

亡くなった後の手続き、誰がやってくれる?おひとりさまの「死後事務委任契約」完全ガイド

おひとりさまの財産は誰が受け取る?遺言書を書かないとどうなるか、FPが解説

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次