こんにちは。
大阪で一人暮らしをしている、調理師でFPのとまきちです٩( ᐛ )و
業務スーパーの冷蔵コーナーで、鶏むね肉やもも肉の2kg特売パックを見かけたことがある人は多いと思います。
「安いのは分かるけど、一人暮らしで2kgって使い切れるのかな」
「結局余らせて損するんじゃないか」
そう思って、いつもの小さいパックに手が伸びる。
私もその気持ちはよく分かります。
今日は、実際にどれくらいお得なのか、そして一人暮らしがどのくらいのペースで食べる人なら2kgを買っていいのか、FPと調理師、両方の立場から考えてみます。
なお、買ったあとの解凍や再冷凍のやり方については、すでに別の記事で詳しくまとめているので、この記事では「買う前の判断」と「2kgの鶏肉でどんな料理がどれだけ出来るのか」というお話しをしようと思います。

鶏肉2kgのまとめ買いは、何円お得なのか
まずFPらしく、お金の話からです。
今回、実際に買って比べてみました。
同じ業務スーパー内の生肉売り場では、鶏むね肉2つ入り727gが100gあたり約79円。
一方、冷凍コーナーの2kgパックは1,390円で、100gあたり約70円です。
同じ店内での比較なので差額は100gあたり9円と小さめですが、一般的なスーパーの国産鶏むね肉は普段売りで100gあたり80〜90円台、大手スーパーでは100〜120円台になることも珍しくありません。
そこと比べると、業務スーパーの冷凍2kgパックはかなりお得な水準です。
大事なのは「使い切れること」。使い切れなければ、節約額はそのままマイナスになります。
同じ業務スーパー内での差額だけで計算すると、月に2kg食べる場合は月180円・年間で約2,160円の節約になります。
一般的なスーパーの普段売り(100gあたり85円)と比べた場合は、100gあたり15円の差になり、月に2kg食べるなら月300円・年間で約3,600円の節約になります。
「たった数千円か」と思うかもしれませんが、もう一度2kgの鶏むね肉を購入してお釣りがくると考えると馬鹿にならないですよね。
もも肉や他の食材にも同じ発想を広げると、積み重ねで年間の食費はじわじわ変わってきます。
また、2kg以上食べる方ならさらにお得ですよね。
| 購入場所 | 100gあたり | 備考 |
|---|---|---|
| 業務スーパー 冷凍2kgパック | 約70円 | 今回実測・国産・冷凍 |
| 業務スーパー内 生肉売り場 | 約79円 | 今回実測・国産・生肉 |
| 一般的なスーパー(普段売り) | 80〜90円台 | ネット情報の目安 |
| 大手スーパー(イオンなど) | 100〜120円台 | ネット情報の目安 |

2kgを買っていいのは、どれくらいのペースで食べる人か
節約額だけを見ると「じゃあ2kg買おう」となりがちですが、ここで一人暮らしとして考えておきたいのが消費ペースです。
家庭用冷凍庫での美味しさの目安は3〜4週間。
2kgをこの期間で使い切るには、週に500g前後、1回の食事で150〜200gを、週2〜3回食べるペースが必要になります。
「週に3回以上肉料理を作る人は2kgでも無理なく使い切れる」。
逆に、外食や中食が多くて自炊が週1〜2回程度の人は、2kgは持て余しやすいので、まずは1kgパックから試すのがおすすめです。
部位によっても向き不向きがあります。
「むね肉は淡白で下味冷凍との相性が良く、まとめ買い向き」。
もも肉は少し早めに使い切りたい部位なので、消費ペースが速い人向け。
ひき肉は傷みが早いので、2kgのまとめ買いは基本的におすすめしません。

むね肉2kgで、実際に何が作れるか
2kgというとピンとこないかもしれませんが、むね肉1枚が大体300〜350g程度なので、2kgで約6枚分になります。
鶏ハムやサラダチキン用に3〜4枚、唐揚げや炒め物用に一口大に切って冷凍が2〜3枚分。
週に3回鶏肉を食べるなら、2kgで約3〜4週間分になる計算です。
まとめ買いの食材を無駄にしないために
まとめ買いが節約になるかどうかは、食材を上手く使い切れるかによって決まります。
やることはシンプルで、1食分ずつに小分けして、空気を抜いて、冷凍することだけです。
ですが、冷凍の鶏肉の場合は半解凍してからしか包丁で切れません。
半解凍時の注意点などは別の記事に詳しく解説しているので参考にしてみてください。


下味冷凍にすると、さらに使いやすくなる
小分けして冷凍する時に、下味をつけてから冷凍しておくと、解凍してそのまま焼くだけで一品完成します。
毎日の料理がぐっと楽になるので、まとめ買いと相性が抜群です。
調理師として特におすすめしたいのが塩麹。
硬くなりやすいむね肉も、塩麹に漬けてから冷凍すると、解凍後に焼いても驚くほど柔らかく仕上がります。
塩胡椒+ニンニク・生姜:シンプルだけど汎用性が高く、どんな料理にも使いやすい。
焼肉のタレ・めんつゆ:冷蔵庫に余っているもので手軽に作れます。味が決まりやすく、料理が苦手な日でも失敗しません。
味噌+ニンニク:香ばしく仕上がって、ご飯が進む組み合わせです。
下味冷凍で大事なのは、袋の中の空気をしっかり抜くことです。
空気が残っていると冷凍焼けしやすく、せっかくつけた下味も風味が落ちてしまいます。


フリーザーバッグを使う場合は、袋の口をギリギリまで閉めながら空気を押し出す。
真空パック器があれば、より確実に空気を抜けて保存期間も伸びます。
まとめ買いを習慣にするなら、一度そろえておく価値があります。
保存グッズで、地味に差が出る
小分け冷凍を続けていると、道具の差が地味に効いてきます。
フリーザーバッグの厚みや、真空パック器の有無で、冷凍焼けのしやすさや保存期間の体感がかなり変わります。
毎回のまとめ買いで使うものなので、多少ケチらずに選んでおくと、長い目で見て結局お得です。
まとめ
鶏肉2kgのまとめ買いが得かどうかは、次の2つで決まります。
ひとつめ
節約額は(通常価格 − まとめ買い価格)× 月の消費量で試算できる。
ただし使い切れて初めてプラスになる。
ふたつめ
週に3回以上肉料理を作る人は2kgでも無理なく使い切れる。
自炊が週1〜2回の人は、まずは1kgから。
とはいえ、「まとめ買いした鶏肉を小分けする気力すらない」という日も、一人暮らしなら普通にあります。
そういう日は、調理済み冷凍おかずを備えておくのも、立派な食費管理のひとつです。
続けられる範囲で、自炊を楽しみましょう。
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