サツマイモ🍠　紫色に驚き！！農家が実際に「パープルスイート」を育てて見た

2023年4月20日2024年1月6日

この記事はこんな疑問を解決します

✔「パープルスイート」ってどんなサツマイモ？どんな特徴があるの？
✔植え付けたすぐはどんな状態なの？
✔実際にどれくらい収穫量があったの？

この記事を書いた人

とまきち

＜プロフィール＞

トマト農家になって約10年

認定農業者　調理師

2015年　飛騨統一圃場審査にて岐阜県園芸特産振興会長賞受賞（最優秀賞）

2023年から野菜加工事業を開始（野菜加工　とまきち）

当サイトでは農業で躓いたこと、野菜の育て方や、保存の仕方、調理法などの悩みをどう解決してきたかを書いています。

2024年1月5日時点

はじめに

今回は2022年に育てて見たサツマイモ「パープルスイート」について、書いていきます。

サツマイモ「パープルスイート」の特徴

「パープルスイート」の特徴については、「農林水産省の品種登録データ」、「野菜情報サイト　野菜ナビ」さんのホームページを参考にしています。
参考ページはこちら（品種登録迅速化総合電子化システム (maff.go.jp)
　　　　　　　　　（パープルスイートロード　紫芋　紫さつまいも　｜さつまいも　サツマイモ　甘藷　品種の特徴　食べ方　選び方 (yasainavi.com)　

このサツマイモは「国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構」さんが品種登録したサツマイモです。
自分が苗を買ったときは「パープルスイート」という商品名で購入しましたが、農林水産省の品種登録データを見ると、パープルスイートという名前の登録は無く、「パープルスイートロード」という名前での登録があったので、本当の品種名は「パープルスイートロード」だと思います。

見た目、味の特徴
パープルスイートロードは2004年（平成16年）に品種登録された果肉が紫色のサツマイモ。
サイズはやや大きめの紡錘形で、皮は濃い赤紫色。
上品な甘味があり、健康によいとされるアントシアニンを含んでいて、粉質でホクホクとした食感。焼き芋や蒸し芋のほか、紫色を活かして紫芋のスイートポテトやさつまいもタルトといったお菓子作りにも最適です。

では、実際に収穫した「パープルスイート」を見て見ましょう。

皮の色は特徴にあったように濃い赤紫色、外側からは他のサツマイモと区別するのは難しいですね。

中の色はビックリΣ(ﾟДﾟ)するぐらい衝撃的な紫色！！

育つ過程を見てみよう

ここからは自分が記録した「パープルスイート」が育つ様子を見て見ようと思います。

苗を買ったときのメール記録によると苗の植え付けは5月の24日頃。
すみません植え付けの写真がありませんでした(;´･ω･)
先日紹介したシルクスイートと同じ時期になるので植え付け直ぐの様子を見たい方は下のボタンから見ることが出来ます。

サツマイモ
シルクスイートについて

６月１７日。

植え付けから約ひと月くらい。

前回の「金時」と比べるとコンパクトにこじんまりと納まっています。

ここからは、前回と同じ写真になりますので、前回見ていただいた方は収穫の所まで飛ばしてください<(_ _)>

ここからは、畑の全体的な写真になります。

７月１日の写真です。
暑くなってきたからか一気に大きくなってきました。

こちらも畑全体写真です。

7月25日。

定植後、約２ヶ月。

畑全体がツルで覆われるくらい育ってきました。

ちなみに去年はイノシシ🐗に全部食べられたので、電気柵を設置しました。

電気柵の設置についての説明は下のボタンから見ることが出来ます。

電気柵の設置について①

電気柵の設置について②

一気に飛びまして、10月5日。

８月、９月中は本業のトマトが忙しく、「パープルスイート」の写真が撮れませんでした(;^ω^)

植え付けから約4ヵ月ですね。

その間はほぼ放任状態。
草がボーボーです(；ﾟДﾟ)！

収穫は上の写真を撮った8日後の10月13日に行いました。

収獲作業と収穫量について

栽培期間は約4ヵ月と20日。

それでは、収穫作業に入ります。

まず、サツマイモのツルを切り、マルチを外します。
このツルを切って掘りやすいようにする作業が思っていたよりしんどくて、大変でした。
その後はサツマイモを傷付けないように畝の端から少しずつ掘り上げます。

植えた場所や、苗の植え方にもよると思いますが、長細い物から太い物まで収穫することができました。

また、畝の中に留まらず、畝の外側にまで根が伸びて育っているものもありました。

今年、６種類のサツマイモを植えて見ましたが、その中でも一番の収穫量！

沢山の「パープルスイート」を収穫することができました(^-^)

では、どれくらい収穫できたのか、全国平均と比べて見ようと思います。(ー_ー)!!

「令和3年産かんしょの作付面積及び収穫量：農林水産省 (maff.go.jp)」によると、令和３年、全国の10ａ当たり収量は2,070㎏なので、1㎡当たりでは約2㎏です。
農園のサツマイモは畝幅が80cm、畝の長さは18m、畝数は2本、面積は28.8㎡なので、57.6㎏の収量が見込めるはずです。
実際の収量は104㎏ほどあり、そのうち商品価値がありそうなのが73.2㎏ほど、上でも書きましたが、次に記載予定の「安納芋」を含めた６種類中一番の収穫量でした。