柚餅子の作り方　風味溢れる柚子の香りと干し方のポイント

柚餅子とはどういう物をいうのでしょうか？

今回はコトバンクさんのサイトを参考にさせていただきました。

柚餅子には大きく2つあるようです。

1つ目はうるち米ともち米に柚子の果肉を加えて作る、お菓子の柚餅子。

2つ目は中身をくり抜いた柚子の中に味噌とクルミなどを入れて作る、酒の肴として食べる柚餅子。

今回は、2つ目の味噌を使った柚餅子を作ってみようと思います。

材料

ユズ…4～5個
クルミ…30g
味噌…200g
砂糖…大さじ2
みりん…大さじ1
いりごま…適量

道具

蒸し器
包丁
まな板
ペーパータオル
(キッチンペーパーでは無い）
ビニールひも

※説明の為、今年作った物と、昨年作った物の写真を使っています。

日本は夏に湿気が多く、カビやすいので、柚餅子を作る時はユズが取れる秋から冬の間に作るようにしましょう。

味噌は好みに合わせて、赤味噌でも白味噌でも良いです。

今回は合わせ味噌にしました。

出汁が入っていないときは、顆粒出汁を入れるか、出汁と混ぜ水分が無くなるまで煮詰めてください。

蒸し器は水を沸かしておきます。

ユズは良く洗い、上から２割くらいの場所で切ります。

次に、スプーンなどを使い中身をくり抜きます。

白い綿は残っていても大丈夫です。

これで、ユズの準備は終わり。

いりごまは擂られていない場合はすり鉢で擂ってください。

擂り終わったら、砂糖を入れ、混ぜ、

混ざったら、味噌、みりん、を入れます。

味噌が硬い時は、ユズのしぼり汁を入れて混ぜましょう。

次に、クルミを粗めに砕いて入れて混ぜれば、中身は完成です。

味見をして味を調整してください。

自分は少し甘めが好きなので、砂糖と蜂蜜を追加しました。

作った味噌をユズの中に入れていきます。

ユズの中に入れる味噌は、７割から8割にします。

沢山入れすぎると、熱で膨張した時にユズの器から溢れ出すので注意！

入れ終わったら、蓋をして蒸し器で蒸します。

蒸すときに、蒸し器の蓋をタオル等の布で包んでおくと、水蒸気からできる滴が垂れないのでお勧めです。

蒸し時間は30分。

蒸し終わりました。

入れる味噌を8割にしたのですが、溢れ出ています(;O;)

粗熱が取れてから、味噌を入れ直しました(;´･ω･)

蒸し終わり、粗熱が取れたらキッチンタオルでユズを包みます。

キッチンペーパーだと、水分が多いと破れてしまうので、キッチンタオルを使ってください。

ユズに水分や味噌がついている場合は、ふき取ってから包むようにしましょう。

キッチンタオルで包んだらビニールひもで縛ります。

もう一つユズを包んだら、反対側のビニールひもで縛りましょう。

ビニールひもで縛ることが出来たら、ユズを干します。

干す期間は1か月以上が目安。

風通しの良い、雨風にさらされない軒下などに干すようにしてください。

こちらが完成した柚餅子です。

2か月以上干したのでカチカチ。

ここまで干すと常温でも保存ができますが、カビないか心配な時や乾ききっていない柔らかい状態で保存する時は冷凍庫で保存しましょう。

食べる前に常温に戻し、少しずつ切りながら食べます。

硬い柚餅子を食べるときはお湯で少し戻し、柔らかくなってから切りましょう。