✔作物がネズミに食べられるけど何か対策はない?
✔殺鼠剤にはどんな種類があるの?
✔忌避剤「マリンスター」ってどうやって使うの?
✔自分で対処するのが難しそう。誰かに頼めないかな?
<プロフィール>
トマト農家になって約10年
認定農業者 調理師
2015年 飛騨統一圃場審査にて岐阜県園芸特産振興会長賞受賞(最優秀賞)
2023年から野菜加工事業を開始(野菜加工 とまきち)
当サイトでは農業で躓いたこと、野菜の育て方や、保存の仕方、調理法などの悩みをどう解決してきたかを書いています。
2024年1月5日時点
ネズミの被害
ネズミの食害が年々多くなっていませんか?
稲の苗や、
エンドウなど、春先の植物が少ない時期にネズミの食害に遭っています。
どうにか対策をしたいと思い、自分が実際に行ったネズミの防除手段を紹介します。
野ネズミの防除手段
ネズミを防除する為の手段として、3つの方法が考えられます。
1.物理的手段
粘着板やネズミ捕りの機械など
2.科学的手段
殺鼠剤
3.耕種的手段
輪作や除草など
1.物理的手段について
物理的手段としてよく使われるのは、「粘着板」だと思います。
ネズミ捕り専用の物も売ってあり、耐水タイプもあります。
ネズミが通ったであろう場所や、物の端、角などに置くと捕まりやすいです。
1匹でも捕まえることが出来れば、警戒して他のネズミからの食害を受けることが少なくなります。
2.科学的手段について
科学的手段として殺鼠剤(毒の入った餌)を使います。
有効成分として「リン化亜鉛」と「クマリン系」、「ダイファシン系」があります。
リン化亜鉛は急性の殺鼠剤で、一度摂取すれば呼吸困難となり、短時間で効果が出ます。
クマリン系、ダイファシン系の物は、累積毒となるため、4~5回の連続摂取が必要になります。
直ぐに効果はありませんが、警戒されにくい特徴があるようです。
今回使った「メリーネコりん化亜鉛」は急性の殺鼠剤。
小袋が入っており、春先にネズミが空けたであろう穴に小袋ごと入れ込みます。
餌が少ない春先に使うことで、摂取されやすくなり、効果が期待できます。
「ZP1%粒剤」も速効性の殺鼠剤。
トウモロコシが使われており、食べられやすく作られています。
作物を育てる畑から、家庭菜園、ハウスなど幅広く使えます。
今回実際に使った殺鼠剤の「ZP1%粒剤」です。
植穴に直接、粒剤を撒いたり、ハウス回りに撒いたりして使いました。
3.耕種的手段について
ネズミの種類によっては2~3年生きる場合があり、場所を覚えてしまいます。
なので、作物を作る場所を替える輪作も効果があるようです。
また、ネズミが隠れられる草の茂みなどが無いように除草することも予防になります。
4.物理的手段と科学的手段の組み合わせ 忌避剤の利用
捕まえたくないし、殺鼠剤も使いたくない!
と言う方には「忌避剤(材)」の利用がおススメです。
実際に使った忌避剤「マリンスター」です。
原材料としてヒトデが使われています。
ヒトデが出す独特の匂いを利用しているそうです。
忌避剤「マリンスター」の使い方
1つ目の使い方としては、マリンスターを網の袋に直接入れる方法です。
網の袋に入れ、ネズミが近づいて欲しくない場所に吊るしたり、置いたりします。
匂いが独特なので、匂いがしても迷惑にならない場所か確認して使って下さい。
2つ目の使い方はマリンスターをバケツに取り、水を入れ、上澄み液を使う方法です。
上澄み液を20~30倍に薄めて、ネズミが来てほしくない場所に撒きます。
こちらも匂いが気になるので、周りに気をつけて扱って下さい。
ネズミ以外の害獣にも効果があるようです。
自分はミニトマトを獣に食べられるので、ハウス回りに撒こうと思っています。
自分で対応しきれない 上記の対応でも対処しきれなかったら
上記の3つの方法でも対処しきれなかったり、何度もネズミの被害がある場合は、専門業者に依頼することもできます。
「害獣退治屋さん」は
【関東】東京・神奈川・千葉・埼玉・群馬・茨城 【中部・東海】愛知・岐阜・静岡・富山・石川 【近畿】大阪・京都・奈良・兵庫 【九州】宮崎
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畑もそうですが、「屋根裏から音がする」や「飲食店を経営しているけど、ネズミを見かけるようになった」など、気になる方はぜひ無料出張を依頼して、見積もりを取って見て下さい。
まとめ
ネズミの被害
⇒春先の植物が少ない時期にネズミの食害に遭う。
野ネズミの防除手段
⇒1.物理的手段、2.科学的手段、3.耕種的手段がある。
1.物理的手段について
⇒粘着板などを使い捕獲する方法。
2.科学的手段について
⇒殺鼠剤を使う。
3.耕種的手段について
⇒輪作、除草を行う。
4.物理的手段と科学的手段の組み合わせ 忌避剤の利用
⇒物理的、化学的手段を組み合わせて使う「忌避剤」。
忌避剤「マリンスター」の使い方
⇒直接網袋に入れて置いたり、上澄みを薄めてハウス回りに撒く。
自分で対応しきれない 上記の対応でも対処しきれなかったら
⇒害獣駆除の専門家に頼もう。
今回は「ネズミの食害から作物を守る方法」を紹介しました。
大事に育てた作物を食べられると本当にショックが大きいですよね。
今回の記事がネズミの食害を防ぐきっかけになれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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