✔トマトをビニールハウスに植えるまでの準備はどうしたらいいの?
✔トマトを育てる為の肥料の量の目安を知りたい!
✔畝はどうやって作るの?幅の大きさを知りたい!!
トマトの定植準備
ポットに育てた苗を本圃(ビニールハウス等)に植えることを「定植」と言います。
ですが、その前にハウスへ植えられるように準備をする必要があるのです。
ある程度工程があるので、今回は肥料まきから畝を立てる所までを紹介します。
肥料撒き
土壌改良資材と基肥について
まずは肥料を撒きます。
肥料は土壌を改良する「土壌改良資材」と植物を植える前に撒いておく「基肥」があります。(ちなみに植物を植えてから与える場合は「追肥」です。)
土壌改良資材について
土壌改良資材は土をふかふかにするために入れるイメージ。
堆肥や植物資材(葦や藁など)を入れます。
また、土壌のph(水溶中の水素イオン濃度)を調整するためにも入れます。
日本は雨が多いので土壌は酸性になりやすいのですが、植物は大体中性を好むので、中和するために石灰資材投入します。
大体、土壌改良資材は植え付けのひと月前から2週間前に撒き、トラクターなどで混ぜ込んでおきます。
トマトは果実を食べる野菜なので、元肥は速効性の肥料は少なめ、遅効性の肥料を多く播きました。
環境や地域、土壌によっても肥料の種類や量が変わるので地域担当の普及員さんに相談したり、土壌診断をして肥料の量を決めて下さい。
基肥について
元肥は土壌改良資材の後に撒きます。
植え付けの大体1週間前が目安です。
トマトの場合の「g/㎡あたり」の量を書いて見ます。
窒素25リン酸30カリ25を目安に考えました。
土壌改良資材として、牛糞堆肥1800~2000、苦土石灰200、ヨウリン100。
元肥は化成肥料100、過リン酸石灰80。
あくまで目安ですので、参考程度にして下さい。
自分は化成肥料の部分を遅効性にしたり、土壌診断を参考に過リン酸石灰を入れなかったりしました。
トマトは栽培期間が長いので、足りない部分は追肥で補います。
トラクターで耕し、畝立て機で畝を立てる
土壌改良資材、元肥をトラクターで耕し上記の期間をおいたら、畝を立てます。
トマトは水はけの良い土壌を好むので、高めの畝にします。
畝回りの土を最初に上げる
まずは畝立て機で周りの土を中へ上げます。
その為に、刃を片方にしか土を上げないものに替えておきます。
畝を作っていく
土を上げ終わったら、60cm幅の畝を左右に、中央は抱き畝にして100cm~120cmの畝にします。
土を上げる刃は左右に土を飛ばす為に、左側の刃を替えておきます。
上の写真のハウスの幅は5.4mですが、7.2m幅のハウスの場合は抱き畝を2つ作ります。
これで畝立ては完成です!!
まとめ
トマトの定植準備
⇒ポット苗を本圃(圃場、ハウスなどの畑)に直接植えること。
1.土壌改良資材と基肥について
⇒肥料は土壌を改良する「土壌改良資材」と植物を植える前に撒いておく「基肥」がある。
2.土壌改良資材について
⇒土壌改良資材は土をふかふかにするために入れるイメージ。
堆肥や植物資材(葦や藁など)を入れる。
また、土壌のph(水溶中の水素イオン濃度)を調整するためにも入れる。
3.基肥について
⇒元肥は土壌改良資材の後に撒く。
植え付けの大体1週間前が目安。
1.畝回りの土を最初に上げ
⇒トラクターで耕した後、周りの土を先に畝立て機で上げる。
2.畝を作っていく
⇒60cm幅の畝を左右に、中央は抱き畝にして100cm~120cmの畝にする。
今回は「トマト栽培を始める前に 必見!肥料まきから畝立までの作業手順」と題しまして、肥料と畝立てについて紹介しました。
トマトを植える前の手順の第一段階を終了。
次へ続きます。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございます。
次は支柱を立てる所まで行きたいと思います。
それではまた次のブログで👋
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