家庭菜園で野菜を育てていると必ずといってもいいほど現れる害虫【アブラムシ】。
野菜の養分を吸い、弱らせてしまう厄介な虫です。
野菜作りをしていると避けては通れない害虫ですよね。
今回は、家庭菜園歴は20年以上、農家歴10年以上、調理師資格持ちの「とまきち」(とまきち@トマト農家/菜園ブログ(@tomakichityonan))が実践しているアブラムシの対策を農薬ありと無農薬の場合との2つで解説しようと思います。
✔アブラムシが野菜についてしまったけどどうしたらいい?
✔アブラムシに効果のある農薬って何?
✔無農薬で育てている場合はどう対処したらいい?
<プロフィール>
トマト農家になって約10年以上 トマト以外にも色々な野菜を栽培中。
調理師資格保有者。
2015年 飛騨統一圃場審査にて岐阜県園芸特産振興会長賞受賞(最優秀賞)。
2023年 野菜加工事業を開始(野菜加工 とまきち)
冬期期間、焼き芋、干し芋を販売。
ネットショップBASEにて野菜の販売開始 八百屋 とまきち (ytomakichi.base.shop)
当サイトでは農業で躓いたこと、野菜の育て方や、保存の仕方、調理法などの悩みをどう解決してきたかを書いています。
2024年5月31日時点
結論!早く長く対処したいなら農薬、無農薬の場合は物理的方法で挑もう!!
農薬を使用する場合
- 野菜に登録のある殺虫剤を使う。
- 散布剤は1度だけではなく、10日に1回を目安として定期的に散布をする。
- 土壌混和剤が経験上効果が高い。
経験上、アブラムシが一度野菜についてしまうと、対処をするのはとても難しいです。
農薬を使うのが一般的ですが、劇的に効果があるという農薬は無いので、農薬は10日一回程度、定期的に散布する必要があります。
土壌混和剤が今までの経験上効果が高いと思います。
ですが、土壌混和材は植え付け時に使用することが多いので、植えてしまった後は根元処理できる物を利用しましょう。
無農薬栽培をしている場合
見つけ次第、物理的な対処を行う。
- 光を反射するCDや銀色の物を利用し、野菜に近づかせないようにする。
- 筆などで取ったり、手で潰す。
- 黄色のバケツに水をはり、アブラムシを集める。
- 酢や牛乳を利用する。
- 無農薬栽培で使える農薬を利用する。
無農薬栽培では物理的な対処をすることになります。
化学農薬のような効果は無く、対処しても完全にいなくなることはないでしょう。
見つける前に対処をしつつ、見つけ次第潰したり、筆で集めるなどの対処をしないといけなくなるため、長期的に対処をする必要があります。
農薬を利用する場合
土に混ぜる、株元に散布する
おすすめの殺虫剤は粒剤の物で、土と混和したり、株元に処理をしたりすることで、根から水分と共に成分を取り込ませるものです。
殺虫剤の種類によって撒く時期が異なるので殺虫剤の説明書を良く確認してから使用してください。
自分が実際に使っているのは「ダントツ粒剤」です。
ダントツ粒剤は使える野菜が幅広く、植穴や株元への撒くことで使用できます。
直接葉や茎に散布する
葉や茎などに直接散布するには粉剤や液剤などを水に溶かし、散布機を使って野菜に直接散布します。
粉剤よりも、液に混ざっている液剤の方が水に溶かしやすく使用しやすいのでおすすめ。
実際に自分が使っているのは「モベントフロアブル乳剤」。
乳剤なので水に溶かしやすく、使いやすいです。
家庭園芸用の液剤も売られており、自ら溶液の調整をしなくても良いものもありますので、利用してみてはいかがでしょうか?
農薬を使えば効果的にアブラムシを抑えることが出来ますが、農薬によって使い方や使える野菜が違ったり、原液を薄めて使う場合は濃度の計算に気を付けて使ってください。
無農薬栽培の場合
無農薬栽培の場合は化学農薬を使わないので、物理的な対処が多くなります。
光を利用してアブラムシを寄せ付けないようにする
アブラムシは強い光を嫌がるので、CDや銀色テープなど光を反射させるものを作物の近くに設置することで、アブラムシを抑制することができます。
筆で取る、手で潰す
物理的な対処と言えばこれ。
筆を濡らし、葉の裏などのアブラムシをかきとり、水に取ったり、手で潰す方法です。
潰すのは抵抗がありますが、無農薬栽培では1番効果的。
ですが、沢山の野菜にアブラムシが付いているときは骨が折れる作業となります。
黄色いバケツに水を入れておく
アブラムシは黄色に集まる習性があるため、黄色いバケツに水を入れておくと、自ら水の中に入ってきて退治できます。
自分も試しましたが、思ったよりアブラムシが入っていてびっくりしました。
ですが、この方法だけで全てのアブラムシを退治できるわけではないので、1つの方法として使ってください。
酢や牛乳を利用する
無農薬栽培でよく耳にする方法の1つが酢や牛乳を利用する方法です。
アブラムシの息をする気門を酢や牛乳などで塞ぎ、駆除する方法らしいのですが、自分が試した結果はほとんど効いてはいないようでした。
効果があったという方もちらほら聞くので、試してみてはいかがでしょうか。
無農薬栽培で使える薬を使う
無農薬栽培と言っても全ての農薬が使えないわけではありません。
有機栽培で使える農薬を使うことができます。
少し調べて見たことろ、自然由来のオイルを利用して防ぐものがあったので、参考にしてみて下さい。
今回のまとめ
結論!早く長く対処したいなら農薬、無農薬の場合は物理的方法で挑もう!!
⇒化学農薬を使用すると効果が高く、長く続く。
無農薬の場合は物理的な方法を使う。
農薬を利用する場合
土に混ぜる、株元に散布する
⇒「ダントツ粒剤」などの粒剤を使用する。
無農薬栽培の場合
光を利用してアブラムシを寄せ付けないようにする
⇒光を反射する物を利用してアブラムシの侵入を防ぐ。
筆で取る、手で潰す
⇒物理的な対処だが、1番効果が高い。
黄色いバケツに水を入れておく
⇒黄色い物に集まる習性を利用して捕まえる。
酢や牛乳を利用する
⇒よく聞く方法だが、あまり高い効果は期待できない。
無農薬栽培で使える薬を使う
⇒無農薬栽培でも使える農薬もあるので利用する。
今回は「アブラムシの対処方法」を紹介しました。
増えると対処が難しい害虫。
美味しい野菜が育てられるように参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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