農業者年金は、農業者にとって老後の安定した生活を支えるための強力な制度です。
しかし、その一方で、資金が老後まで拘束されるため、現役時代の日々の生活資金をどう確保するかが課題となることもあります。
特に、農業は収入が不安定な場合も多いため、手元に自由に使えるお金が必要な場面も少なくありません。
そんなとき、安定した配当収入を得られる高配当株を組み合わせることで、日々の生活資金を確保しつつ、長期的な資産形成を行うことが可能です。
本記事では、農業者年金と高配当株を組み合わせるメリットとデメリットについて解説し、それぞれの特徴を活かした賢い資産運用方法を家庭菜園歴は20年以上、農家歴10年以上、調理師資格持ちで高配当株投資家の「とまきち」(とまきち@トマト農家/菜園ブログ(@tomakichityonan))紹介します。
✔現役時代の資金が足りない!老後資金だけを積み立てても日々の生活が苦しいし、何か方法は無い?
✔農業収入が不安定で将来が心配だけど、ある程度安定した収入を得る方法はある?
✔将来に備えながら今も楽しみたい!老後だけでなく、今も自由に使えるお金が欲しい!!
<プロフィール>
トマト農家になって約10年以上 トマト以外にも色々な野菜を栽培中。
調理師資格保有者。
2015年 飛騨統一圃場審査にて岐阜県園芸特産振興会長賞受賞(最優秀賞)。
2020年 高配当株を開始
2023年 野菜加工事業を開始(野菜加工 とまきち)
冬期期間、焼き芋、干し芋を販売。
ネットショップBASEにて野菜の販売開始 八百屋 とまきち (ytomakichi.base.shop)
当サイトでは農業で躓いたこと、野菜の育て方や、保存の仕方、調理法などの悩みをどう解決してきたかを書いています。
2024年10月17日時点
はじめに 今回の記事の注意点と知っておいて欲しいこと

解説をする前に注意点を記しておきます。
※ここから先の数字や計算、記事内容は2024年10月16日に調べたものです。
この記事に登場する株式の種類や銘柄は、あくまで解説を目的としたものであり、特定の投資を推奨するものではありません。
内容は参考程度にし、最終的な投資の判断は個人の責任で行ってください。
※農業者年金からの所得税控除額が所得税の税率に影響していたり、その他の控除にも関わっている可能性もあるので、税理士へ相談してから加入や内容の変更を考えることをおススメします。
※老後の資金形成は個人のライフプランに大きく関わっているため、個別のケースが多く、実際に計画を立てる場合は、FP(ファイナンシャルプランナー)などへの相談も考慮しましょう。
農業者年金と高配当株の基本概要

まず、農業者年金と高配当株について簡単に説明します。
農業者年金の特徴
農業者年金は、農業者が老後の安定した生活を送るために加入する年金制度で、一定期間の資金拘束があるのが特徴です。
積立式であり、受け取りは基本的に老後となります。
高配当株の特徴
一方、高配当株は、企業が定期的に配当を支払う株式で、3.75%以上の配当利回りを目指すのが一般的。
これは税引き後に約3%の利回りを確保するための目安です。
高配当株を持つことで、安定した不労所得が得られ、生活資金に充てることができます。
農業者年金についてはこちらでも解説しています。



高配当株のメリットと農業者年金の補完的な役割
ここでは、高配当株を組み合わせることで得られるメリットと、農業者年金の補完的な役割について説明します。
高配当株のメリット
不労所得の安定性
高配当株は、定期的な配当を得られるため、日々の使える資金が増えます。
これは、労働に依存せずに安定した収益を得られるという点で、特に農業収益が不安定な時期に役立ちます。
日々の資金確保
農業者年金は、老後の生活を支えるためのもので、加入期間中は資金が拘束されます。
一方で、高配当株の配当金は、投資後すぐに現金として利用できるため、毎日の生活に使える資金を確保できます。
配当の増加の可能性
高配当株は、企業の業績が良ければ配当金が増えることもあり、長期的に保有することでより大きな利益を享受できる可能性があります。
高配当株と農業者年金を組み合わせる際の注意点とデメリット

次に、両者を組み合わせる場合のデメリットや注意点について見てみましょう。
農業者年金のデメリット
資金が老後まで拘束されるため、急な出費や生活費として使えない点が不便です。
高配当株のリスク
株価の変動リスク
高配当株は配当を受け取れる魅力がありますが、株価が下落するリスクもあります。
特に市場が不安定なときは、元本割れの可能性があるため注意が必要です。
企業の配当停止リスク
配当金は会社の業績に依存するため、経済状況によっては配当が停止されるリスクもあります。
そのため、複数の企業に分散投資するなど、リスク管理が重要です。
農業者年金と高配当株を組み合わせて現在を楽しみながら老後に備える方法

農業者年金と高配当株についてのメリットと注意点を考慮しつつ、組み合わせる具体的な方法は、両者の特性を活かして、日々の生活資金と将来の老後資金のバランスを取ることにあります。
ここでは、基本的な考え方を紹介します。
農業者年金で老後の基盤を固める
農業者年金は、安定した老後の生活を支える基本的な資金源として位置づけましょう。
年金制度は、定期的に積み立てることで、受給時にまとまった金額を受け取ることができます。
- 積立額を決める
毎月の余裕資金から、農業者年金の掛け金を計画的に支払い、老後の基盤を構築します。 - 国民年金と併用
農業者年金は国民年金と併用できるため、2つの年金で老後の資金を確実に確保することができます。
高配当株を購入して現役時代のキャッシュフローを確保
高配当株の投資を通じて、日々の生活費や予備資金を確保することができます。
- 配当利回り3.75%以上を目指す
配当利回りが税引き後約3%となる銘柄を選定します。
これにより、安定した不労所得を得ることができ、生活費や予備資金として活用できます。 - 分散投資でリスクを軽減
1つの銘柄に依存せず、複数の高配当株に分散投資することで、リスクを管理します。
異なる業種や地域の企業に投資することが推奨されます。 - 定期的な配当金を生活資金に回す
配当金は、現金としてすぐに使えるため、日々の生活資金や農業の予備費用として利用可能です。
ポートフォリオのバランスを取る
農業者年金と高配当株の併用は、それぞれのリスクとリターンを考慮してバランスを取ることが重要です。
- 高配当株のリスク分散
高配当株は、配当金が魅力的ですが、株価の変動や業績不振による配当停止のリスクもあります。
そのため、複数の業種や企業に分散投資することでリスクを軽減しましょう。
農業者年金はリスクが少ないため、高配当株に少しリスクを取ることでバランスが取れます。 - ライフステージに応じた配分の調整
若いころは高配当株への投資比率を高め、受け取った配当金を再投資することで資産を増やすことができます。
年齢を重ねるにつれて、農業者年金を基軸にし、高配当株の配当金を生活費に充てる割合を増やすようにすると、安定したキャッシュフローを得やすくなります。
具体的なステップ
- 農業者年金に加入
まずは農業者年金に加入し、月々の掛金を決めて積み立てを開始。 - 高配当株を選定・購入
3.75%以上の配当利回りを持つ企業を選定し、株式を購入。
年間の配当収入を計算し、生活費の一部として使えるかを確認。 - 配当金を日々の生活費に充当
受け取った配当金を日々の生活費や農業関連の経費に活用。
生活に余裕がある場合は、再投資してさらなる資産形成を目指す。 - リスク管理と見直し
高配当株のポートフォリオを定期的に見直し、リスク分散を図りながら投資を継続。
農業者年金の受け取り時期や金額も確認。
自分で考えるのは難しい、資産運用や老後の備えについてもっと詳しく知りたい方は、プロのファイナンシャルプランナーに無料で相談してみませんか?
自分に合った最適なプランを一緒に見つけてもらうことができます。
まとめ 農業者年金と高配当株のバランスを取った資産形成を目指そう
農業者年金は老後のための安心な選択肢ですが、資金が拘束されるため、日常の生活資金を補うには高配当株の活用が有効です。
高配当株を組み合わせることで、日々の生活費を確保しながら、老後に向けた長期的な資産形成も行えます。
これにより、安定した生活基盤を築きつつ、将来の資産をバランスよく増やしていけるのが、この2つを組み合わせるメリットです。
農業者年金で老後の安定を、そして高配当株で日々の生活を豊かにする。
この2つの投資戦略で、経済的な安心感を手に入れましょう。

今回は「農業者年金と高配当株の組み合わせで、現在を楽しみながら老後資金を作る方法」として、農業者年金と高配当株について紹介しました。
農業者年金で老後の資金を安全に確保しつつ、高配当株で日々のキャッシュフローを作り出すことで、生活の安定感を高めることができます。
両者をバランスよく組み合わせることで、現役時代から老後まで、長期にわたって安心した生活を送ることが可能になりますよ。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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