✔エゴマって何?どんな作物なの?
✔エゴマってどんな風に成長するの?
✔エゴマってどうやって収穫するの?
エゴマって何?
エゴマ(荏胡麻、学名:Perilla frutescens)はシソ科の一年草。シソ(青紫蘇)とは同種の変種。東南アジア原産とされる。地方名にジュウネンがあり、食べると十年長生きできるという謂れから。古名、漢名は、荏(え)。 食用または油を採るために栽培される。
エゴマ – Wikipedia
説明は「Wikipedia」さんから拝借しました。
確かに、見た目はシソに似ていますし、匂いもシソの香りがします(ー_ー)!!
ちなみに飛騨では「エゴマ」のことを別名として「あぶらえ」といいます。
油の種類は不飽和脂肪酸に分類され、リノレン酸が多く含まれ、健康食品としても注目されているようです。
こちらがエゴマの実、種です。
この実を利用して料理をします。
絞れば油も採れます。
家では種を自家採取し、何十年もその種で栽培しています。
食べると10年長生きできると聞いたことがあります。こんなに美味しいものを食べて10年寿命が延びるなら願ったり叶ったりですね(*´ω`*)
エゴマが育つまで
エゴマの種は6月中頃に種をばら蒔きにし、播種します。
7月の初めに伸びたエゴマを1本ずつ20cm間隔で植えます。
写真はトマトの休圃場に植えたエゴマたち。
7.2m間口のハウスに6畝にして植えました。
ちょっと日付が定かではないのですが植えてから5日後くらいでしょうか?
根が張って少し大きくなってます。
ちなみに真中の植物はトウモロコシです。
土壌改良に良いと聞いたので、トマトがあまり育たなかった場所に植えてみました。
話しをエゴマに戻しまして、エゴマが腰ぐらいの高さになったら摘芯して、わき芽を伸ばし、花芽を沢山確保するようにしました。
その方が収穫量が増えます(^-^)
種を播いてから2週間ほどで花が咲き始めました。
小さくて可愛い花です。
秋、葉が黄色くなり、花が枯れ、実が膨らんできました。
一番下の花が枯れ始めたのを確認したら、収穫します。
あまり遅すぎると実がこぼれてしまいます。
エゴマの収穫の仕方
収獲前のエゴマはこんな感じ。
ハウス内にエゴマを植えたので、ビニールを張り、雨がかからないようにしました。
鎌を使って刈り取ります。刈り取ったら、数本束にしました。
写真では逆さまに干してありますが、本来は逆さまにすると種がこぼれ落ちてしまうので、上向きにして干します。
柵などを作り、立てかけて干すことが多いです。
写真のハウスではこぼれ落ちてもいいように防草シートを敷いてあります。
写真を探ったら立てかけて干してあるエゴマを見つけました。
この様に上向きに干すのが通常です。
樽です。
おっきい樽です!
干しておいたエゴマを樽の中に入れて叩き、実を落とします。
中に実が溜まってきたら、篩(ふるい)にかけて落ち葉と実を分けます。
写真は分け終わったところです。
まだ、小さなゴミが入っているので、唐箕(とうみ)を使ってさらに選り分けます。
写真の写りが悪いですが、この機械が唐箕(とうみ)です。
風を送ることでエゴマの実より軽い異物を飛ばすことができます。
唐箕で選別した後も終わりではありません。
唐箕で軽い異物は飛すこができても、石などの思い異物はまだ入ったまま。
なので、エゴマを水の中に入れ、少しかき混ぜて浮いて来たエゴマだけ抄う(すくう)ことで石とエゴマを分けることができます。
これで最終的な選別作業は終わり。
シートなどにエゴマを広げて、干して乾かせば、一年中保存することができるようになります。
初めての加工品!エゴマ油
エゴマを絞ってもらいました。
これがエゴマ油です。
思っていたより綺麗な油で驚いたことを覚えています。
飛騨の特産品!!エゴマ料理
ここからはエゴマ料理を紹介したいと思います。
まずは、「おはぎ」。
飛騨でおはぎと言えば、エゴマを使います。
炒ったエゴマを擂り、砂糖混ぜて作ります。
県外でおはぎを買って、黒ゴマのおはぎだった時は驚きました( ゚Д゚)
山菜のところでも紹介しましたが、こちらは「山菜のこごみとエゴマの和え物」です。
詳しい作り方は下のボタンから見ることが出来ます。
他にも、ネギやオカヒジキ、人参の葉など、色んな和え物にエゴマを使います。
次はお菓子です。
上のクッキーが「エゴマ入りのクッキー。」
お菓子を作る時に、エゴマを使っても美味しくできます。
ちなみに、右がトマトクッキー。
下がほうれん草のクッキー。
左がプレーンのバニラクッキーです。
飛騨の特産野菜クッキーの試作の様子でした。
料理はいかがでしたでしょうか?
皆さんもエゴマで色んな料理を試してみて下さい。
まとめ
エゴマって何?
⇒1年草のシソ科植物。
不飽和脂肪酸に分類され、リノレン酸が多く含まれている。
飛騨高山の特産品。
エゴマが育つまで
⇒6月中旬に種を播き、秋、葉が枯れ始めたら収穫する。
エゴマの収穫の仕方
⇒鎌で刈り取り、天日干しをして、桶に叩き落とし、唐箕を使って実を選別する。
初めての加工品!エゴマ油
⇒実を絞ることで、油を取ることが出来る。
飛騨の特産品!!エゴマ料理
⇒おはぎ、エゴマの和え物、クッキーなどのお菓子作りにも使える。
今回は「飛騨の特産品、エゴマ」の紹介をしてみました。
美味しくて、健康的、ぜひ飛騨に来た時は食べて見てください(^O^)/
最後まで読んで下さりありがとうございます。
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