✔化学農薬を使わず、土壌を消毒したいけどどうしたらいい?
✔土壌還元法による土壌消毒は土にどんな効果があるの?
✔土壌還元法による土壌還元はどうやってやるの?
土壌還元法とは?
土壌還元法は土壌消毒の一つで、土壌中の酸素を減少させて酸素が必要な菌を死滅させます。
一番の特徴は化学農薬を使わず、米ぬかを使い、土壌消毒を行えることです。
連作すると増えてくる褐色根腐病の菌に効果があります。
サイドビニールを張る
まず、ハウスにビニールを張り、サイドにもビニールを張ります。
米ぬかを撒き、トラクターで耕す
基本は10a当たり1tの米ぬかを撒き、トラクターで20cm~30cmの深さで耕します。
今は10a当たり、500㎏でも還元出来ることが分かり、今は基本の半分の量で行っています。
この後、水をかけるのですが、水分を適正に維持するために鎮圧を行います。
家のハウスは乾きにくいので、鎮圧せず今回は行いました。
何回か鎮圧せず行って来ましたが、失敗せずちゃんと処理は出来ています。
潅水ホースを設置し、水をかける
次に潅水ホースを設置して水をかけます。
ホースの先はMISTACEの止め具を利用します。
MISTACEについては下のボタンからどうぞ
ビニールで覆う
水が溜まるまで潅水してからビニールで覆います。
ビニールは使わなくなったビニールを再利用しました。
その後入り口と出口もビニールで閉めます。
この後は表面が乾かないように数日置きに潅水します。
3日後くらいからドブ臭がし始めたら上手く土壌還元が進んでいる証拠です。
土壌還元終了
飛騨では4月の上旬に始めると20日後くらいに処理が完了となり、ビニールを取り表面が乾いたらトマトを植える作業を始めることができます。
ポイントは地温を上げる為に、米ぬかを撒き耕してから潅水→ハウスの密閉までを一気に行い、晴れ間が3日以上続く時を狙って作業をすることです。
土に菌糸も確認できます。
まとめ
土壌還元法とは?
⇒土壌中の酸素を減少させて酸素が必要な菌を死滅させる土壌還元法の1つ。
サイドビニールを張る
⇒ハウスの左右にビニールを張る。
米ぬかを撒き、トラクターで耕す
⇒基本は10a当たり1tの米ぬかを撒き、トラクターで20cm~30cmの深さで耕す。
潅水ホースを設置し、水をかける
⇒止め具はトマトのホースの止め具を利用。
ビニールで覆う
⇒使わなくなった天井ビニールを再利用。
土壌還元終了
⇒飛騨では4月の上旬に始めると20日後くらいに処理が完了する。
ポイント
地温を上げる為に、米ぬかを撒き耕してから潅水→ハウスの密閉までを一気に行い、晴れ間が3日以上続く時を狙って作業をすること。
今回は「土壌還元法による土壌消毒の方法」についてを書いて見ました。
化学農薬を使わずに土壌消毒をして見たい方はやってみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございます。
それでは他のブログでお会いしましょう👋
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