「猛暑日が多くて野菜が上手く育たない…」
「台風で畑がダメになってしまったら…?」
野菜作りをしていると、どんなに上手に育てていても、天気や虫に左右されてしまうことがあります。
だからこそ、肥料を調節したり、水はけを良くしたり、いざというときに備えた対策が大事になりますよね。
実は、投資でも同じことが言えるんです。
特に株式投資を安心して続けるためには、「生活防衛資金」という“備え”がとても重要になります。
どんなに良い銘柄を買っていても、急な出費や収入の減少で資産を崩さなければいけないこともあるかもしれません。そんな時に役立つのが「生活防衛資金」です。
結論から言うと、最低でも生活費の3か月分、できれば6ヶ月分の現金を「生活防衛資金」として準備しておくのが安心です。
今回は、安心して投資を続けるために必要な「生活防衛資金」について、家庭菜園の視点も交えながらお話しします。
✔生活防衛資金ってどうして3ヶ月から6ヶ月分必要なの?
✔投資を始める前に生活防衛資金を優先すべき理由ってなに?
✔投資を始める前にどんな順番でお金を準備すればいいの?
<プロフィール>
兼業トマト農家/調理師/FP2級資格保有
農と暮らしとお金をつなぐブログを運営中。
約10年間トマト農家として働き、現在も家庭菜園でさまざまな野菜を栽培しています。
農業の現場で培った知識と経験に加え、調理師資格やFP(ファイナンシャルプランナー)2級の視点から、
野菜の「育て方」「保存」「食べ方」「経済的価値」まで幅広く発信中です。
2015年:飛騨統一圃場審査にて、岐阜県園芸特産振興会長賞(最優秀賞)を受賞
2020年:高配当株投資をスタート
2023年:野菜加工事業「野菜加工 とまきち」開始。冬季は焼き芋・干し芋を販売
当サイトでは、家庭菜園や農業でのつまずき・発見・工夫を中心に、
「野菜のある暮らし」や「節約・資産形成に役立つ視点」をわかりやすく紹介しています。
2025年6月4日時点
※今回紹介している記事の中に株の銘柄が出てくることがありますが、必ず資産がプラスになることを保証するものではありません。
購入の検討などは自己責任で行なってください。
生活防衛資金とは?

生活防衛資金とは、万が一の収入減や突然の出費に備えて、「投資とは別に現金で確保しておくお金」のことです。
ファイナンシャルプランナー(FP)の世界では、
「生活費の3〜6か月分」を目安に現金で持っておくのが理想とされています。
たとえば、月に20万円の生活費がかかる人なら、60〜120万円を現金でキープしておくと安心ということですね。
どうしてこの期間分の生活防衛資金が必要なのかを見てみましょう。
① 一般的な「失業から再就職までの期間」が3〜6ヶ月だから
厚生労働省などの調査によると、正社員の失業から再就職までにかかる期間の平均は約3〜6ヶ月です。
つまり、万が一仕事を失っても生活が破綻しない期間として、この程度の貯蓄が必要とされます。
② 公的支援(失業保険など)のタイムラグをカバーするため
たとえば失業保険(雇用保険)は、自己都合退職の場合は給付まで2〜3ヶ月の待機期間があります。
この間の生活費をまかなう必要があるため、3ヶ月以上の備えが推奨されます。
③ 緊急時の出費(医療費・家電故障など)に柔軟に対応するため
ケガや病気、家の修理、突然の引越しなど、想定外の出費にも耐えられるように、一定の余裕が求められます。
特に扶養家族がいる場合などは、6ヶ月分以上が推奨されることもあります。
ちなみに後半に少し紹介する、FP3級や2級のテキストでも、「生活防衛資金=生活費の3〜6ヶ月分」は資産設計の基本事項として頻出!
学科試験でも「なぜ必要か?」という理由を問う出題がされることがあり、生活の安定性を前提とした投資設計が求められます。
なぜ投資の前に必要なの?

① 心に余裕ができる
投資資金をすべて使ってしまうと、何かあった時にすぐにお金を引き出す必要が出てきます。
株価が下がっているタイミングで売ってしまえば、大きな損にもつながりかねません。
② 冷静に投資を続けられる
生活費が十分に確保されていれば、相場が荒れても焦って売る必要がありません。
どっしり構えて、長期目線で投資ができます。
③ 突然の出費に慌てない
病気・ケガ・引っ越しなど、急な出費があるのが人生。
現金の備えがあれば、生活が乱れることもありません。
家庭菜園でたとえるなら?
「大雨で畑の一部が水没しても、他のエリアに予備の種をまいておいた」
「虫にやられたときのために、育ちの早いハーブも植えておいた」
そんな“もしもの備え”があれば、被害を最小限に抑えられますよね。
生活防衛資金は、まさに資産の世界の「予備の畝」や「非常用の苗」といえる存在です。
FPの知識が役立つ場面も
生活防衛資金だけでなく、
- 将来のライフプラン設計
- 教育資金や住宅購入の準備
- 投資資金のバランス調整
といった場面でも、FPの知識があるととても便利です。
【おすすめ】FPの知識を学んでみたい方へ

生活防衛資金の考え方は、FP3級の勉強でもしっかり扱われています。
特に、株をやってみたい、株に興味があるという方はFP3級の取得は必須だと思ってください。
書籍だと法改正への対応が遅れてしまうこともありますが、オンライン講座「オンスク」なら常に最新の内容で学習可能です。
スマホでスキマ時間に学べて、動画や問題集も充実しているので、初心者でも安心してスタートできます。
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まとめ
- 投資を始める前に「生活防衛資金」の準備が大切
- 目安は生活費の3〜6か月分を現金で確保
- 家庭菜園でいえば“いざという時の備え”
- FPの知識があると、将来に備える力が身につく!
投資は長く続けてこそ意味があります。
そのためには、まず生活を守る“土台”が必要です。
しっかりと備えをして、家庭菜園のように、コツコツと自分の資産を育てていきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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