梅雨や秋雨など、家庭菜園をしていて雨が長引くと、野菜たちが心配になりますよね。
確かに、雨が長く続くと作物は病気になりやすくなります。
そのために農家の方はパイプハウスを利用し、ビニールを張り、雨除け栽培をするのですが、家庭菜園をする場合は路地栽培(雨よけをしない栽培)をしている方が多いのではないでしょうか。
今回はそんな家庭菜園で出来る雨対策を家庭菜園歴は20年以上、農家歴10年以上、調理師資格持ちの「とまきち」(とまきち@トマト農家/菜園ブログ(@tomakichityonan))が経験を元に解説します。
✔どうして雨対策をした方がいいの?
✔雨対策をしたほうがいい野菜ってどんな野菜?
✔パイプハウスのような設備がなくても出来る雨対策はどんなのがあるの?
<プロフィール>
トマト農家になって約10年以上 トマト以外にも色々な野菜を栽培中。
調理師資格保有者。
2015年 飛騨統一圃場審査にて岐阜県園芸特産振興会長賞受賞(最優秀賞)。
2023年 野菜加工事業を開始(野菜加工 とまきち)
冬期期間、焼き芋、干し芋を販売。
ネットショップBASEにて野菜の販売開始 八百屋 とまきち (ytomakichi.base.shop)
当サイトでは農業で躓いたこと、野菜の育て方や、保存の仕方、調理法などの悩みをどう解決してきたかを書いています。
2024年5月31日時点
雨対策をした方がいい理由
雨対策をした方がいい理由はズバリ「病気になりやすくなるから」。
長期的な雨などが原因で湿度が高い状態が続くと、病原菌が繁殖しやすく、野菜たちは病気になりやすい状態となります。
特に日本は高温多湿になりやすく、元々病気になりやすい環境にあると言えますね。
そのためにも雨除け栽培をすることで病気を減らすことができるのです。
雨対策をした方がいい野菜
雨対策をした方いい野菜№1はトマト!
特に大玉トマトは雨にとても弱い野菜です。
夏に長雨が3日ほど続き、葉が病気になり枯れてしまったことがありました。
他には、同じナス科のピーマンやナスも雨に弱いです。
他の野菜も梅雨などで1週間以上の雨にさらされると病気になることも多いでしょう。
雨対策をしてみよう
アーチ支柱
パイプハウスを建てることが出来ない方は、アーチ支柱を利用してみましょう。
トマトを育てるなら、高さが210㎝のアーチ支柱がおススメです。
トマトは背が高くなるので長めのアーチを使いましょう。
トマトなどなるべく低く育てた方が、収穫や管理作業が楽になります。
トマトを低く育てるための「斜め誘引」の方法を紹介しているので、参考にしてみて下さい。
長いアーチ支柱にビニールを被せると、台風などの強い風が吹くときに倒れたり飛ばされたりするので、しっかり固定するか、この時は雨に当たってしまいますが、ビニールや支柱を撤去するようにしましょう。
上記の支柱をビニールはおススメなものなので、実際にサイズを確認してから購入してください。
マルチを敷く
雨よけが出来ない時は雨が降った時に跳ね上がる土を野菜の葉に付くことを防ぐことで、病気を減らすことが出来ます。
スタンダードなのは黒色のマルチです。
春先など地面の温度を上げる効果があるので作物が早く育ちます。
トマトなどの夏の暑い時に育てる作物は白黒マルチの白色を利用しましょう。
地面の温度が上がるのを抑制するので土壌の病原菌の活動も抑制され、病気になりにくくすることが出来ます。
プランター栽培の場合は軒下へ
プランターで野菜を栽培している場合は軒下などの雨が当たらない場所に移動させて、雨を防ぐことが出来ます。
プランター栽培の特権ですね。
晴れたらまた、日が当たる場所に出してあげましょう。
畝を高く作る
雨が降り畑に水が多く溜まると根が酸欠になり、野菜が育たなくなります。
雨が多い地域や、水はけの悪い畑で野菜を育てる場合は畝を高めに作りましょう。
とまきちのおススメ雨除け方法、ビニール傘!!
家庭菜園での簡易的な雨よけで一番のおすすめはビニール傘です。
雨が多い時は開いて置き、風が強い時は閉じることも出来ます。
ビニール傘は値段もリーズナブル、もしかしたら外に出た時に急な雨に遭い、その度に購入して沢山余っている方もいるんじゃないでしょうか。
今回のまとめ
雨対策をした方がいい理由
⇒雨が原因で作物が病気になるから。
雨対策をした方がいい野菜
⇒ナス科の野菜やウリ科の野菜。
雨対策をしてみよう
アーチ支柱
⇒アーチ支柱にビニールを被せ、簡易のビニールハウスを作る方法。
マルチを敷く
⇒下の土が雨によって跳ね上がるのを防ぐことで病気になりにくくなる。
プランター栽培の場合は軒下へ
⇒プランター栽培の強味!雨が降ったら軒下へ。
畝を高く作る
⇒水はけの悪い畑は畝を高めに作る。
とまきちのおススメ雨除け方法、ビニール傘!!
⇒とまきちのおススメはビニール傘!強風の時にはたたむことも出来る!!
今回は「家庭菜園の雨対策」を紹介しました。
雨は水分を与えてくれるありがたい存在ですが、同時に病気の心配も…。
雨対策をして美味しい野菜を育てましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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