✔農家の人はどうやってパイプハウスにビニールを張っているの?
✔ビニールを張る時のコツは何?
✔番線にどうやってマイカー線を縛っているの?
はじめに
今回は自分なりのハウスの張り方を紹介しています。
機械を利用したりする方法もあるようですが、私のところは手作業でビニールを張っているので、家庭菜園用のパイプハウスでも同じように作業をしてもらえると思います。
文章で説明するのが難しい所があるのですが、写真と共に見てもらい、少しでも作業の参考になれば幸いです。
ビニールを張る準備をする
ビニールを張る前に、ビニールを飛ばないように締め付けておく為の線を準備します。
まず、マイカー線(赤い矢印の先の黒い紐)を番線(青い線)に結びます。
このマイカー線はハウスの支柱の間ごとに一本ずつに必要です。
直前ではなく、冬の間などに切って準備しておくと良いです。
次に番線に結んだマイカー線の反対側の先を結ぶための紐をハウスの長さ分伸ばしておきます。
写真ではもうマイカー線が結んであって紐が見にくいですが、青い矢印の下に紐があります。
紐はマイカー線を使いました。
伸ばし始める紐はハウスの一番始めのパイプに縛っておいて下さい。
ハウスの先から後ろまで伸ばしてあるのが分るでしょうか?
伸ばし終えたら、ハウスのパイプに縛っておいて下さい。
マイカー線を紐に縛ると重さで写真のように垂れてしまいますが、マイカー線を縛る前は紐の高さを腰から胸くらいにすると、縛りやすく作業がしやすいです。
写真ではもう結んでありましたが、紐を伸ばし終えたら、番線に結んでおいたマイカー線の先を紐に結びます。
50mくらいのハウスだと紐は100本近くなると思います。
次にビニールを引っ張る為の紐をハウスの上を通して、ハウスの肩部分の支柱に縛ります。
この時の紐もマイカー線を使いました。
ハウスの大きさによりますが、自分はハウスの入り口側、出口側、間に3本、計5本の紐を掛けておきます。
写真は入口側の紐を掛けたところ。
こちらは真ん中辺りに紐を掛けたところです。
分かりづらいので矢印を参考にして下さい。
赤い矢印の先が掛けた紐。
青い矢印のように紐をハウスの上を通して掛けます。
これで、ビニールを張る準備は終わり。
いよいよビニールを張ります。
ビニールを伸ばす
ビニールをハウスの先から奥まで伸ばします。
伸ばす時は、杭などに引っ掛けて破らないように注意して伸ばして下さい。
ビニールを伸ばし終わったら、ビニールの裏表を確認します。
ビニールには裏と表があり、表が上になるようにビニールを張ります。
ビニールに記載してある、文字が読める方を上側(外側)になるようにしましょう。
なぜそうするかというと、UVカットや防滴などの効果のある場所はビニールの外側や内側など、どちらかにしか効果が無い場合があるので、裏表を間違えると効果を得られなくなるからです。
引っ張る為に掛けていたマイカー線にビニールを結ぶ
使い古したビニールですみません( ;∀;)
ハウス横に伸ばしたビニールに掛けておいたマイカー線を結びます。
入口側と出口側はビニールの端を、ハウスの中側はビニールの裾を結んで下さい。
こちらの写真だとハウスの中側に結んでいる所が見えるのですが分かるでしょうか?
ビニールにマイカー線を結ぶ時は、引っ張った時に破れないようにビニールを寄せ集めてから縛る様にします。
ビニールを引っ張る
結び終わったらビニールを引っ張り、ハウスの上へと上げていきます。
マイカー線を矢印の方向に引っ張っています。
引っ張ることでビニールが上に上がって行きます。
ハウスの端から順番に、少しづつ上げてげて行きます。
ハウスの一番上のパイプに寄せ集めて縛った部分が引っ掛かることがあるので、ビニールを破らないように先端をカバーした棒で引っ掛かった場所を持ち上げながら作業します。
マイカー線をハウスの上に通す
ビニールが掛かったら、次に用意しておいたマイカー線をビニールの上に通します。
入口側と出口側のマイカー線の端を引っ張ると、100本近くあるマイカー線を一気にビニールの上に上げることが出来ます。
ハウスの天井を通り、反対側までマイカー線がきたら、風などで飛ばされないように入口側と出口側の紐をパイプに結んでおきます。
そして、マイカー線を番線に結んでいきます。
マイカー線の結び方は色々あるようですが、自分の結び方を動画で載せたので、良かったら参考にして見て下さい。
結ぶ時は番線が杭にちゃんと納まっているかを確認しながら縛るようにしましょう。
マイカー線は一本、一本全て結ぶのですが、風でビニールが飛ばされることもあるので、一番始めのマイカー線を結んだら、その後は4本おきくらいに結んで行き、結び終わってから一本づつ結んで行くと飛ばされる心配は少なくなります。
まとめ
ビニールを張る準備をする
⇒ハウスに必要なマイカー線の本数を準備しておく。
マイカー線の端を番線に縛っておく。
もう一方のマイカー線をハウスの長さに張った紐に結んでおく。
ビニールを引っ張る為のマイカー線を掛けておく。
ビニールを伸ばす
⇒ビニールをハウスの横に伸ばす。
ビニールの裏表を確認しておく。
引っ張る為に掛けていたマイカー線にビニールを結ぶ
⇒ビニールを寄せ集めてからマイカー線に縛る。
ビニールを引っ張る
⇒端から少しづつ引っ張る。
先端をカバーした棒で引っ掛かった場所を持ち上げながら作業する。
マイカー線をハウスの上に通す
⇒入口側と出口側のマイカー線の端を引っ張り、マイカー線を一気にビニールの上に上げ、反対側まで持ってくる。
先に4本おきに縛って、風でビニールを飛ばさないようにする。
今回は「農家のビニールの張り方」を紹介しました。
ここまで大きなパイプハウスではない、家庭菜園用の小さめのハウスも同じようにビニールを張ることが出来ます。
育苗用の10mほどしかないハウスでも張り方は同じです。
ビニールを張る時は風の少ない朝方に張るのがポイントです。
怪我をしないように気を付けて作業をして下さい。
最後まで読んで下さりありがとうございます(^O^)/
記事が良かったと思ったら👍グッドボタンをお願いします。
ブログを書くために、参考、利用したサイト、ページ、本等
iPhone内画像加工
コメント