お手製ずぼらおせち料理　栗の煮物とキンカンの甘煮

クチナシの実は黄色く色を付けたい料理に使います。
乾燥している物が売られているので、水に入れ戻すと、黄色い色素が水に移り、その黄色い水を煮物に利用します。

早速、栗を煮ます。
冷凍栗を鍋に入れ、クチナシの実の水、調味料を入れます。
この時、栗がひたひたに被るようにしてください。
クチナシの実の水が足りな時は、水を足して、味を調節します。
クチナシの実の水はまた、「きんとん」を煮る時に使うので少ない時は水を500mlくらいになるよう足しておいてください。
中火で栗をなるべく触らないよう煮ます。
大体目安は10分くらいでしょうか。

栗は崩れやすいので、煮ている間はあまり触らないように。
竹串が通ればもう火を消してください。
クチナシの実の色素で綺麗な黄色。
美味しそうな栗の煮物ができました。
思ったより早く、簡単にできると思います。
甘さは控えめなので、調節してください。
醤油を強めにすると甘味を少なく煮ることも出来ます。

栗の煮物をどうしておせち料理に入るのか調べて見たところ、昔は栗を乾かして殻と渋皮を剥き取った「搗栗（かちくり）」で作っており、「かちくり＝勝ち栗」というこ語呂から栗を食べるそうです。

次に串で数カ所刺し、水に一晩漬けて灰汁抜きをします。
キンカンに切り込みを入れ、種を取る方法もありますが、手間がかかるのと、煮た後に形が崩れるので家では種入りのまま煮ます(^▽^;)

材料を加えて煮るのですが、
すみません( ;∀;)
写真で見ての通り失敗してしまいました。
皆さんは割れないように注意して煮てください(/_;)

ひたひたの水にキンカンを入れます。
調味料も加え、中火の弱火で柔らかくなるまで煮ます。
このとき、火が強すぎたり、長い間煮ると、上の写真のように割れてしまいます。
自分は他の料理に気を取られていたら割れてしまいました(;´･ω･)

お家で食べるずぼらなおせち料理なので、失敗も少し大目に見てもらいつつ、キンカンの甘煮完成です。
甘さを自分好みに調整できるのがお手製の良いところなので、甘すぎる、薄すぎると感じる時は調整して見てください。　

ちなみにキンカンは「金冠」の語呂から富の象徴としておせち料理に入るそうです。