資産形成は畑と似ている！？ 投資を家庭菜園で例えてみた

「家庭菜園でコツコツと野菜を育てること」と「資産形成」は、実はとてもよく似ています。

畑に種をまき、水を与え、時間をかけて育てるように、投資も少しずつ積み重ねていくことで成果が見えてきますよ。

今回は、資産形成の基本である “現金・株式・債券” を、「とまきちの育てるブログ」らしく家庭菜園にたとえて初心者にもわかりやすく解説します。

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この記事では、こんな疑問にお答えします。

✔現金、株式、債券について簡単に知りたい！
✔高配当株やインデックス投資、聞いたことはあるけど、どんな株式なの？
✔債券って投資として必要なの？

※今回紹介している記事の中に株の銘柄が出てきますが、必ず資産がプラスになることを保証するものではありません。購入の検討などは自己責任で行なってください。

現金＝種を守る倉庫

現金は、家庭菜園に例えると「種」や「道具」を保管しておく倉庫のような存在です。
いざというときにすぐ取り出せる備えとして、資産の中でも重要な役割を担っています。

たとえば、急な病気や家電の修理といった出費への対応や、投資に回すまでの一時的な保管場所としても活用できます。
金利は低く、大きく増えることはありませんが、その分元本が減る心配がないという安心感があります。

目安としては、生活費の3〜6ヶ月分程度を現金で持っておくと安心です。

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株式投資は「育て方と収穫の仕方」が変わる

株式で利益を得る方法は、大きく分けて2つあります。
1つは「株を安く買って、高くなったときに売る」ことで差額の利益を得る方法。
もう1つは「株を持ち続けて、定期的にもらえる配当金で収入を得る」方法です。

株式にはいくつも種類があるのですが、今回は・とまきちもやっている高配当株とインデックス投資について説明します。

高配当株＝毎年収穫できる宿根性のハーブや多年草野菜（例：ニラ・アスパラガス・ミント）

高配当株は、株を持ち続け、定期的にもらえる配当金で収入を得る方法。
家庭菜園で言えば「毎年収穫できる宿根野菜や多年草」のような存在です。
一度植えて根付けば、毎年安定した収穫（＝配当金）をもたらしてくれるのが特徴です。

たとえば、米国のVYM、HDV、SPYD などが代表的です。
これらは広く分散されていて、企業の配当をまとめて受け取ることができ、手間も少なく管理できます。

日本株でも、高配当を出し続けている企業はあります。
たとえば、インフラ関連企業や通信・電力などの安定した収益を持つ業種や、商社・金融なども景気に左右されながらも中長期的に還元意識が高い企業も、高配当株として知られています。

こうした株は、「買ったら育て続ける」ことが基本。
土壌（＝ポートフォリオのバランス）や、手入れ（＝定期的な見直しと分散投資）によって、より豊かな「収穫」が期待できます。

ただし、野菜自体が腐ったり、枯れたりしてしまうと収穫ができなくなってしまう可能性がある（＝倒産）ことや、病害虫（＝業績悪化や減配）ということもあるので注意が必要。
時には別の場所に植え替える（＝銘柄の入れ替え）ことも考えましょう。

注意：病害虫や気候の影響（＝企業リスク、経済状況）で収穫ができない、収穫量が減ることも。

高配当株を始めてみたい、もう少し詳しく知りたいという方は、YouTuberでもある「バク」さんの本がオススメです。
自分も参考にさせていただいております。

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インデックス投資＝畝でいろんな作物を育てる農法

インデックス投資は、家庭菜園でたとえるなら「一つの畝（うね）で複数の作物を育てる農法」のようなもの。
一種類に偏らず、いろんな作物をバランスよく育てることで、リスクを分散しながら安定した成長を目指す投資法です。
長期的に持ち続ければ、利益が積み重なっていく可能性は高いとされています。

ただし、多くのインデックス投資では、企業からの配当金などの利益は自動的に再投資される仕組みになっているため、高配当株のように手元に現金が入ってくるわけではありません。
お金が必要なときは、保有している株を一部売却して現金化する必要があります。

これは、まるで「落ち葉や野菜の残りを畑にすき込んで、土壌の栄養として循環させている農法」のようなもの。
畑全体は豊かになっていくけれど、すぐに収穫して食べられる作物が手元に届くわけではありません。

世界全体に広く投資する VT（全世界株式ETF） や、米国の代表的な企業500社に投資する VOO（S&P500ETF） などが、インデックス投資の代表例です。
これらは個別企業にこだわらず、「市場全体を丸ごと育てる」ようなイメージで、一度植えれば、基本的には放っておいても育つという手軽さも魅力です。

日本にも、同じような投資信託やETFがあります。
たとえば、日経平均株価（日経225） や TOPIX（東証株価指数） に連動するインデックス型ファンドは、日本全体の市場にまんべんなく投資することができます。

初心者にとっても始めやすく、毎月少額から積み立てるだけでも十分効果があるため、家庭菜園で少しずつ育てる作物と同じように、無理なく続けていけるのがポイントです。

インデックス投資でのオススメの本は「お金は寝かせて増やしなさい」です。
再投資される仕組みを活かして、寝かせておいて増やしていく。
ぜひ、読んでみてくださいね。

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債券＝毎年安定して収穫できる「葉物野菜」

債券は、家庭菜園にたとえると「毎年安定して収穫できる葉物野菜」のような存在です。
派手さはないけれど、気候の影響をあまり受けず、比較的短期間でも確実に収穫が見込める安心感があります。

株式ほどの変動が少なく、資産形成においては、元本をある程度守りつつ、利子という“収穫”が得られるため、リスクを抑えたい人にとって心強い選択肢となります。

債券を選ぶなら、米国の債券に投資する商品がおすすめです。
その理由は、米国は世界最大の経済規模と信用力を持ち、利回りも比較的高めであること。さらに、日本よりも金利が高く設定されているため、安定した収益を狙いやすい特徴があります。

たとえば、ETF（上場投資信託）の AGG（米国総合債券）、LQD（米国投資適格社債）、EDV（超長期米国債） などを使えば、少額からでも債券に分散投資が可能です。

ただし、長期債は金利が上がると価格が下がる性質もあるため、使いすぎず、株式や現金などとのバランスを意識してポートフォリオを整えることが大切です。

債券の本でオススメなのは「図解即戦力 債券のしくみがこれ1冊でしっかりわかる教科書」です。
この本はいろんなシリーズが出ていますよね。
債券と株式の違いなどもしっかりと解説されています。

現金・株式・債券について全体の仕組みを一度に知りたい方には、書籍『お金の大学』がオススメです。
それぞれを細かく学ぶ前に、「まずはお金のことをざっくり理解したい！」という方にぴったりの一冊です。

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まとめ　畑を育てるように、資産も育てよう

現金＝種を守る倉庫
➡️現金は種や道具を保管しておく倉庫の役割

株式投資は「育て方と収穫の仕方」が変わる
高配当株＝毎年収穫できる宿根性のハーブや多年草野菜（例：ニラ・アスパラガス・ミント）
➡️株を持ち続け、定期的にもらえる配当金で収入を得る。家庭菜園で例えると宿根野菜や多年草。

インデックス投資＝畝でいろんな作物を育てる農法
➡️インデックス投資は、一つの畝でたくさんの野菜を育てる農法に似ている。

債券＝毎年安定して収穫できる「葉物野菜」
➡️債券は毎年安定して収穫できる葉物野菜。

家庭菜園をコツコツと続けるように、資産も少しずつ積み重ねていくことが大切です。

種（現金）を準備し、ずっと収穫し続けることができる宿根性のハーブや多年草野菜を収穫（高配当株）、もしかして枯れる可能性も考えて、いろんな野菜を育てたり（インデックス投資）、気候の影響を受けにくく、比較的短期に育つ葉物野菜も育てておく（＝債券）、そんなイメージで”現金・株式・債券”を解説してみました。

家庭菜園をしているから分かる視点で、無理のない資産形成を始めてみませんか？

最後まで読んでいただきありがとうございます。
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