家庭菜園で学ぶインデックス投資　ETFと投資信託の違いも解説

2025年6月11日

「どの株を買えばいいかわからない…」
「インデックス投資って聞いたことあるけどどんな投資方法なのかな…」
「株用語は難しい…」
そんな人にむけて、今回は “インデックス投資”について解説します。

実はこれ、野菜作りに例えるととてもわかりやすいんです。

この記事では、こんな疑問にお答えします。

✔そもそもインデックスってなに？
✔どうしてインデックス投資は他の投資よりリスクが少ないて言われるの？
✔S&P500やオルカンがいいって聞くけど何に投資してるの？

とまきち

＜プロフィール＞

兼業トマト農家／調理師／FP2級資格保有
農と暮らしとお金をつなぐブログを運営中。

約10年間トマト農家として働き、現在も家庭菜園でさまざまな野菜を栽培しています。
農業の現場で培った知識と経験に加え、調理師資格やFP（ファイナンシャルプランナー）2級の視点から、
野菜の「育て方」「保存」「食べ方」「経済的価値」まで幅広く発信中です。

2015年：飛騨統一圃場審査にて、岐阜県園芸特産振興会長賞（最優秀賞）を受賞

2020年：高配当株投資をスタート

2023年：野菜加工事業「野菜加工とまきち」開始。冬季は焼き芋・干し芋を販売

当サイトでは、家庭菜園や農業でのつまずき・発見・工夫を中心に、
「野菜のある暮らし」や「節約・資産形成に役立つ視点」をわかりやすく紹介しています。

2025年6月4日時点

※今回紹介している記事の中に株の銘柄が出てきますが、必ず資産がプラスになることを保証するものではありません。購入の検討などは自己責任で行なってください。

インデックス投資とは？

インデックスとは、「市場全体の動きを表す指標」のこと。

家庭菜園や農業でも、「今年は全体的に天候がよかったから、どの作物もよく育ったね」とか、
「今年は病気が多くて、全体的に収穫が少なかった」というように、畑全体の「元気さ」や「育ち具合」をまとめた成績表のようなもの。

👉 これがまさに「インデックス」のイメージです。

家庭菜園で1種類の野菜だけを育てると、天候や病気の影響で全滅してしまうリスクがあります。
でも、複数の野菜を同じ畝にバランスよく育てれば、どれかが失敗しても他がうまく育つという安心感があります。

👉 インデックス投資もこれと同じで、「市場全体」に分散して投資をしたらいいという考え方です。
一部の株にだけ投資するよりも、リスクを抑えながら長期的な成長を期待できます。

イメージとしてたとえば：

アメリカ代表的な会社や全世界の株式等に投資をするため、個々の畑（企業）の出来不出来に左右されず、全体として育ちやすい環境かどうかを示す目安になります。

インデックスの意味が分かったけど、そもそも何の目的でインデックスに投資するの？
と思う方もいるのではないでしょうか？

インデックス投資は、「市場全体の成長に合わせて、自分の資産もゆるやかに育てていくこと」が主な目的です。

少し具体的な目的例を見てみましょう。
みなさんも資産を増やしたいと思った理由として、どれか一つには当てはまるものがあるのではないでしょうか？

インデックスに投資をすることで、世界や市場が成長していく力を借りて、資産を増やすことを目的としています。
そのため、老後や将来使うためのお金を増やす目的に使われる投資法です。

実際にインデックス投資をしようとすると「市場全体の株」を買わなければならず、1社ずつ集めて投資するのは、手間もお金もかかります。
そこで便利なのが「ETF」や「投資信託」。

これは、インデックスに沿って株をバランスよく詰め合わせた商品で、家庭菜園でたとえるなら、あらかじめ選ばれた“おすすめ野菜セット”のようなものです。

どちらも「いろいろな株を詰め合わせたパック商品」ですが、買い方や運用の仕組みに違いがあります。

ETF（上場投資信託）は、株式市場でリアルタイムに売買できる商品です。
家庭菜園でたとえるなら、「自分で育てた野菜を好きなタイミングで直売所に持ち込んで売る」イメージ。

投資信託は、専門家に運用を任せて、自分は定期的に受け取るスタイル。
「農家の人に野菜のセットを代わりに作ってもらって、決まった価格で届けてもらう」イメージです。