「家庭菜園で野菜を作っても節約効果はせいぜい、数百円から数千円…。あまり意味がないかも」と考えたことはありませんか?
でも節約効果で500円の効果があると、投資の世界では“1万円の価値”があると言ったら驚くと思います。
今回は、家庭菜園で浮かせたお金を高配当株の利回りで換算してみるという、ちょっと変わった視点から、家庭菜園の「お金の価値」について考えてみます。
✔数百円から数千円の節約って意味があるの?
✔500円は投資の世界では1万円の価値があるって本当?
✔家庭菜園は単なる趣味や節約じゃなくて資産形成の味方になる!?
<プロフィール>
兼業トマト農家/調理師/FP2級資格保有
農と暮らしとお金をつなぐブログを運営中。
約10年間トマト農家として働き、現在も家庭菜園でさまざまな野菜を栽培しています。
農業の現場で培った知識と経験に加え、調理師資格やFP(ファイナンシャルプランナー)2級の視点から、
野菜の「育て方」「保存」「食べ方」「経済的価値」まで幅広く発信中です。
2015年:飛騨統一圃場審査にて、岐阜県園芸特産振興会長賞(最優秀賞)を受賞
2020年:高配当株投資をスタート
2023年:野菜加工事業「野菜加工 とまきち」開始。冬季は焼き芋・干し芋を販売
当サイトでは、家庭菜園や農業でのつまずき・発見・工夫を中心に、
「野菜のある暮らし」や「節約・資産形成に役立つ視点」をわかりやすく紹介しています。
2025年6月4日時点
まずは結論:やる意味はある!!
以前、ネギの再生栽培が本当にお得かを実際に計算してみたことがありました。

買う手間や時短料理につながることも考えながら、結果を出しました。
でも、実際にお得になっても数百円〜千円…。
どうせ、これだけならやる意味があるのかな?と考える人もいると思います。
結論、自分はすごくやる意味があると思っています。
なぜ「高配当株の視点」でお金の価値を考えるのか?

お金の価値を考えるとき、私たちはつい「支出を減らす」「いくら節約できた」といった単純な金額だけで評価しがちです。
しかし、高配当株投資の視点を取り入れると、そのお金が「どれだけの資産から生み出される価値なのか」という投資的な意味が見えてきます。
この視点を持つことで、単なる節約が「投資と同じくらい意味のある行動」だと理解できるようになります。
つまり、お金を“使わない”という選択が、お金を稼いだ”ことと同じ意味を持つ場合があるということです。
高配当株の視点でお金を見ることで、日々の生活の中にある小さな節約や工夫が、資産形成と同じくらいの価値を持つと気づけるのです。
これは、家庭菜園・自炊・手作り・中古品の活用など、生活全体の“見えない資産性”に目を向けるきっかけにもなります。
高配当株ってどんな株?
高配当株ってどんな株なのか簡単に説明します。
配当利回り | 水準 | 解説 |
---|---|---|
1〜2%未満 | 低め | 成長株や安定志向の企業に多い(例:IT、医薬品) |
2〜3% | 平均的 | 日本株や米国株の全体平均はこのあたり |
3〜4% | やや高め | 配当狙いの投資家が注目する水準 |
4〜5% | 高配当株とされる基準 | 高配当株と見なされるライン。人気も高い |
5%超 | 非常に高い | 業種や財務に注意が必要(減配リスクも) |
私自身が考える「高配当株」の基準も、一般的な目安とほぼ同じで、配当利回りが3.75%以上の銘柄を高配当株として位置づけています。
中には、利回り5%以上でありながら、財務や事業内容が安定している“優良株”も日本株の中に多く存在しています。
配当金と比べてみよう!500円=どれくらいの投資価値?

たとえば、配当利回り5%の日本の高配当株を保有している場合、年500円の配当を得るには約1万円の投資が必要になります。
これを家庭菜園に置き換えてみると、500円分の野菜を自分で育てて浮かせたということは、
1万円を投資して得た配当と同じ価値を生み出したと考えることができます。
このように見ていくと、家庭菜園での“節約”は、単なる支出削減ではなく、
お金が「働いて得た利益」と同じ効果を持つ“見えない資産運用”とも言えるのです。
FP(ファイナンシャルプランナー)の視点からすると、
「節約」は数字として目に見えにくいですが、再現性があり、生活を支える確かな経済効果があります。
たとえ少額でも、積み重ねることで投資と同じように暮らしを豊かにしてくれる。
そんな家庭菜園の力を、もう一度見直してみるのも価値あることだと思います。
家庭菜園の「浮いたお金」をどう使うかが大切
家庭菜園で浮いた500円。
それを「そのまま使ってしまう」のか、「投資に回す」のかで、将来の資産の育ち方は大きく変わります。
たとえば、1回500円、1,000円ずつでも、株式投資や投資信託にまわしていけば、複利の力で少しずつ資産が育っていきます。
投資は大きな金額が必要というイメージがありますが、今は少額からでも始められる時代です。
つまり、家庭菜園で節約し、その分を投資に回すことで、
「食べ物を育てる」だけでなく「お金も育てる」暮らしが実現できるのです。
家庭菜園 × 節約 × 投資――
この3つを組み合わせれば、自分の手で未来のゆとりをつくる“お金を育てる暮らし”が、今日から始められます。
株について「なんだか難しそう」「ちょっと抵抗がある」と感じている方には、
私自身も愛読している『お金の大学』をぜひおすすめしたいです。
この本では、投資の基本はもちろん、株についてもとてもわかりやすく丁寧に解説されています。
「初めての投資に不安がある」という方にも、きっと入りやすい一冊だと思います。
これから私自身も、ブログで自分なりに株のことを少しずつ紹介していく予定ですが、
「早く知りたい」「先に学んでおきたい」という方は、ぜひこの本から読んでみてください。
自分もこの本を参考に株を学びました。
今は改帳版となりより分かりやすく、書かれていますよ。
農家×FPだから気づけた、家庭菜園の価値
自分自身、これまで農業を本業としてきた中で、日々「野菜の価値」に対して自然と敏感になっていきました。
そして今は、FPとして「お金の価値」にも強く意識を向けるようになりました。
この2つの視点を持つようになって、あらためて気づいたことがあります。
それは、家庭菜園は単なる趣味や節約ではなく、資産形成にもつながる可能性があるということです。
野菜たちの成長と共に、将来のお金も成長させていきたいですね。
まとめ
- まずは結論:やる意味はある!!
➡️ネギの再生栽培で作ることができた数百円でもやった意味はある! - なぜ「高配当株の視点」でお金の価値を考えるのか?
➡️高配当株の配当金という視点から見るとお金の価値が見えてくる。 - 高配当株ってどんな株?
➡️配当利回りが4〜5%以上の株。 - 配当金と比べてみよう!500円=どれくらいの投資価値?
➡️配当利回り5%の高配当株を保有している場合、年500円の配当を得るには約1万円の投資が必要。 - 家庭菜園の「浮いたお金」をどう使うかが大切!
➡️未来へのゆとりをつくる為に小さなお金を投資しよう。
家庭菜園×節約×投資で「お金を育てる」暮らしができる。 - 農家×FPだから気づけた、家庭菜園の価値
➡️家庭菜園は単なる趣味や節約ではなく、資産形成にもつなげることができる。
家庭菜園は、節約や健康のためだけではなく、お金の価値を育てる暮らし方にもつながります。
たとえ500円でも、自分の手で作った野菜でそれが浮いたと考えれば、それは1万円の投資と同じ意味を持つかもしれません。
浮いたお金をどう使うか。小さな積み重ねが、暮らしと未来を変えていく力になります。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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